STORE
1F 2-2 Ichijoji Noda-cho, Sakyo-ku,
Kyoto-shi, Kyoto
606-8165
OBJ
1991年に眼鏡セレクトショップとして創業。イタリアのクラシックボート「RIVA」にインスパイアされた店内には、選りすぐりのフレームやサングラス等をラインナップしています。
京都市左京区一乗寺野田町2-2 ハイツ白川1F
TEL:075-711-6109
OPEN 11:00~20:00
無休 ※12/31~1/4の年末年始を除く
P5台
○京阪電鉄「出町柳駅」> 叡山電鉄「一乗寺駅」下車 > 徒歩10分
○JR「京都駅」> 市バス5系統「一乗寺木ノ本町」バス停前
○地下鉄「北大路駅」> 市バス北8系統「一乗寺木ノ本町」バス停前
PHILOSOPHY
「人生の孤独も 夜の闇も 君に出逢って消えてしまった」と、ペリー・コモが「THE ROSE TATOO」で歌っています。そう言えばペリー・コモも眼鏡がトレードマーク。いつも粋な眼鏡をしていました。
オブジェは洒落たことや、古い新しいではなくその時代の空気を纏いつつその時代に影響を与えたものが大好きです。そのせいかお客様にお送りしてきたメッセージもチョット異色なものが多かったかも知れません。
The old pond A frog jumps in,The sound of water.
2005年にはこんなフレーズから始まるご挨拶をさせていただきました。これは「古池や蛙飛こむ水のをと」ご存じ松尾芭蕉の有名な句です。ただ単に洒落ているからそのフレーズを使ったのではありません。芭蕉は初案幼稚を惧れず「発句は屏風の下絵と思ふべし」という考え方でした。「押して組まぬば、引いて含んでみよ」を頻繁に試みたという芭蕉の作品への取り組み方にオブジェは惹かれ共感するものがありました。それはモノ作りをする者にとってとても励みになる考え方だと思います。オブジェが新しいアイウェアを考える時、お越しいただいているお客様をまずイメージする。そして時代や気になるエレメントを合わせながら何度も何度もプランやデザインをドローイングして作りあげていることを芭蕉を通じて表現したかった。
2004年には、1957年の映画「パリの恋人」を引用しました。“What do you know?” 映画の中で、オードリー・ヘップバーンから告白されたフレッド・アステアがこんな風にチョット照れながら答えていました。洒落ていますね。1956年のグレース・ケリーとビング・グロスビーの映画「上流社会」では、グロスビーとシナトラがバーカウンターの前で踊りながら飲みながら「バーでお尻をつねられたとさ、ごきげんだね」と歌い「僕たちが歌うのは珍しい、古いカマンベールのように」とも歌っていました。今の時代にない粋さと空気感と間合いがそこにはあります。今回、オブジェ京都店のインテリアやグラフィックにおいてイタリアの名門ボードビルダーであるリーバ社のクラシックボートをモチーフのひとつにしているのも、人と機械の関わりに暖かさのあった時代の機能美や素材の質感、いわば風雅な空気感を創りあげたかったからです。お客様ひとりひとりと対峙しプレゼンテーションを行う。それがOBJです。
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2003年 改装時の店内