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OBJ Original Frames

お客様の古い眼鏡から
生まれたヴィンテージ。

お客様の古い眼鏡から生まれたヴィンテージも4代目になりました。 以前、オブジェにひとりのお客様が眼鏡フレームの修理に来られました。おそらくは昭和の初期に製作されたと思われるそのフレームにふれた時、眼鏡の製作に携わるものとしてある種の感動がありました。お客様のご要望はフレームのリム部分を継ぎの技術で修復して欲しいということでしたので眼鏡をお預かりし、出来る限りその眼鏡が製作された時の状態に近づけるため、リムの構造からミクロン単位のフォーミングの厚みに至るまで分析している中で、その造作にまた感激しました。お客様の眼鏡フレームは磁器の金継ぎのような技術で修復をさせていただいたのですが、納得がいかずお客様に「この眼鏡の存在感と美しい造作からなる味わい深さを持つ眼鏡を現在の素材と技術で再現したいので、一年間お預かりしたい」と、無茶なお願いをしました。そんな無理なお願いにお客様は、ぼろぼろだけどこの大好きな眼鏡の価値を感じてもらえるならと快く預けてくださいました。そして信頼の出来る各分野の技術職人達と、材質の吟味、構造、メッキ加工、磨き、人間工学に基づいた動きと装着感などを徹底的に研究し、さらに素材や加工技術にも徹底的にこだわり、ヴィンテージシリーズは、生まれました。

作り手の思いと、
ストーリーのないものには
ヴィンテージという形容を
することは出来ない。

obj VintageVRは、2種類の機能と性質の異なるチタニウムによってフレームを形成されています。フレームの材質は、フロント部分にOBJが得意なピュアチタニウムを採用。耐久性を高めると同時に軽量化も追求した合理的なスタイリングを構成しています。テンプルの部分には、ピュアチタニウムと性質が異なるベータチタニウムを使用。ベータチタニウムの持つ弾力性とセルロイドが持つ柔らかみ(人肌にやさしい)を組み合わせ、そのしなりでフェイスをやわらかくホールドします。テンプルの厚みも絶妙に変化をさせ、より心地よい装着感を実現しています。また、ネジ部分には、βチタニウムのネジを採用しています。

ブリッジ裏面(鼻にあたる部分)にはアレルギーフリーの24Kのプレーティングを施していることにも注目です。

飽きのこないフレームデザイン。

シンプルでありながら顔の表情を穏和にも知的にも表現するラウンドシェイプ。日本の伝統的素材や伝承技術と、アメリカントラディショナルを感じさせるシェイプデザインの融合のおもしろさも見逃せません。

質感をセレクト出来る
4種類の仕上げ加工。

obj Vintage III ROUNDは、材質と仕上げ加工の異なる4タイプがあります。

●アンティーク・ゴールド
24kの厚メッキ(通常の10倍)を施した後、その上からアレルギーフリーのグレーメッキをかけ、最後に熟練した職人の手作業によるシャーリングで風合いを巧みに出しています。セルロイド部分は、ダークデミアンバー。

●アンティーク・ホワイトゴールド
パラジウムのメッキを施した上に24kの厚メッキをその上に施し、さらにホワイトゴールドのプレーティングを施した上にアレルギーフリーのグレーメッキをかけ、最後に熟練した職人の手作業によるシャーリングで風合いを巧みに出しています。セルロイド部分は、濃鼠色。

●ゴールドコート
チタニウムに24Kの厚メッキ(通常の10倍)を施し、その上に18kをプレーティング。セルロイド部分は、ウオールナッツ。

●プラチナコート
チタニウムに24Kの厚メッキ(通常の10倍)を施し、その上にプラチナをプレーティング。セルロイド部分は、ブラック。

ヴィンテージならではの
オリジナルケース

プラチナコートはウエンジ、ゴールドコートはケヤキ、アンティークシルバーは、メイプル、アンティークゴールドはブラックウォールナットの削りだしの木製ケースがそれぞれ付属します。obj VintageVRは、そのオリジナルケースにも様々な材質を徹底的に吟味して、いい意味での遊びを感じていただけるような付加価値を持たせて製作しました。民家に使われていた古木等(たとえば、ケヤキ)を利用して、職人による数十の行程を経て仕上がる削りだしの貴重なケースに生まれ変わっております。OBJのマークは、越前の職人による螺鈿(らでん)による加飾が施されています。また、ケース中には、「塩素吸着能力」「汚れ取り能力」「静電気除去能力」のある最高級のセーム皮が敷かれています。

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