まるで映画の小道具のように
使いたい、北イタリアで
作られたストリートの新作。
創業以来、様々なライフスタイルを彩るアイウェアの可能性を時代に提案し続けてきたオブジェ。アッパーなアイウェア市場に旋風を巻き起こしたオブジェ・ウォーターをはじめ数多くの絞り込んだコンセプトでアイウェアを開発してきたオブジェの新作はリペアに来られたひとりのお客様とのやりとりから生まれました。 「使い方が横着だけど、平面的でデザインが面白くないのはイヤなんです」 「度も入れたいしカラーレンズで遊びたいので」 「スポーツグラスではT.P.O.が限られるし、バリエーションも少ないし」 という、誰もが持っている気持ちをカタチにしたのが、今回のシリーズです。 オブジェのオリジナルモデルの中でもカジュアルなデザインで知られるオブジェストリート。新作のtvシリーズは、プラスティックフレームの生産で有名な北イタリアの工場で作成した限定モデル。ヒンジには、スプリング機構を内蔵するなどディテールの作り込みがなされている。また、イタリアの生地のカラーや雰囲気が最大の魅力で、２種類の生地を貼り合わせたものなど、豊富なカラーバリエーションが揃っている。不思議なほどフィット感があるそのフレームデザインは思った以上に曲線的で、決して重くはない存在感がある。非常に質のいいセルをダイナミックなカッティングでデザインされたテンプルはかける人の個性によってまるで何色にも変わるようだ。アイウェアで自分の印象を作って遊ぶような使い方をしている人は少ない。その日のファッションとのコーディネイトを優先するのではなく、まるで映画の小道具のようにアイウェアはその日の気分、ロケーションによってセレクトし、過ごすあるいは流れてゆく時間をより楽しむためのもの。商品としての眼鏡ではなく、モードの記号としてのアイウェアでもなく、時代の空気と私的な感覚を持つアイウェアを創業以来ずっと模索してきたオブジェが新たに向けて送り出す新しいアイウェアのひとつが、obj street tvシリーズです。tv151にはスリットを設けたデザインを、tv28のサングラスには８カーブを採用し、意匠・機能ともにハイレベルだが、まずはイタリアメイドならではの“モノが持つ味わい”を感じてほしい。
